1年と9か月前に室内壁と天井のリフォームに、ラスチコをお使い頂いた
左官さんがお見えになり、1年(経過後)点検の様子と共に、
各現場の課題に挑戦される 左官さんのお話を伺いました。
こちらは、リフォームされたオフィスの現在の様子です。
リフォームならではの、課題があり、それが、ラスチコにも深く関係する”左官開発”につながったようです。
リフォーム以前は、天井には、布クロスが施してあり、ラスチコを塗るために剥がしたかったそうですが、
その布クロス、ビニールクロスとは違い、ちょっとやそっとでは、剥がれませんでした。
そこで左官さん、「こんなに剥がれないのなら、かなりの接着力があるはず!」 と、独自の判断で、
ラスチコには”禁じ手”の、”クロスを剥がさず塗る”ことを決意、下地の開発が始まりました。
そうそう、その決断の前には・・・、
天井裏を調べ、布クロスが施されている天井の様子をチェック。
これなら、しっかりした下地材・漆喰の重みがかかっても大丈夫。 と、
次のステップに進まれました。
布クロス表面の汚れを取り、シーラーを施します。
下地材には工夫をこらし、強化石膏を使用。表面が柔らかいうちに、ファイバーメッシュを伏せ込み、乾燥を待ちます。
いや、実にこれまた、これまでラスチコの”禁じ手”とされた”木部”に、(※ご注意※地下塗りではありません)下地処理施工をし、
天井も壁にも、ラスチコを仕上げ材としてご使用頂きました。
これらの作業は、やはり、左官さんならでは。だと思います。
ラスチコは、それ自体はシンプルな材料ですが、このような下地作り、現場判断は、やはり経験と知識を要します。
リフォーム完了後、光の加減で、さまざまに表情を変える室内・天井は、ステキに一変しましたが、
左官さんとしては、”After”の”その後”も、見届けたい思いがありました。
そして、1年点検時(施工後、1年9か月経過)・・・、
エアコン周りやドア・窓周辺の開口部など、もちろん天井も問題なく、
それまでの、満足感に、
「これなら大丈夫!」という”確信”が加わりました。
そして、私たちラスチコに、ご連絡を頂いた訳です。
(写真左:現在、 写真右:施工直後エアコン設置前)
これからの お住まいは、新築ばかりでなく、リフォームも多くなって参ります。
壁・天井・外構リフォーム工事では、
以前に使用してあった材料・下地と、その状態・経年数など、
多方面からの判断と、もちろん工事力・技能が必要となります。
そこは、左官さんの出番でもあります。
(施工:京口左官工房 姫路市)
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